らいらの部屋

らいらの霊能精進日記

趣味趣向

鬼滅の刃遊郭編を家族で見ている。

 

うちの息子は、鬼滅の刃は、ちょっとエグいと言う。たぶん、スプラッタなとこ、が、見ていると身を切るみたいになるからだと思う。

 

アビスの方が、テーマ的にはアウトだと思うんだけど。出てくる大人が、虐待しかしてない。

 

だけど、息子ちんは、それに気づかない。

 

かえって、私は、呪術廻戦の方が好みである。人を助ける、大勢に囲まれて死ぬ、がミッションなんて分かりやすい。永遠のあなた、は、ストライクゾーン。謎が多いのが好き。

 

自分が好きなものは、やはり、好きで我慢するのはよくない、と言ったのは私の友人だが

 

自分の身を滅ぼし不幸にする習慣でないのなら、いいんでないかと思う。

 

ホラーや悪魔映画はよく見るのだが、いい教材だなあと思う。一番怖いのは、悪を善のように巧妙に描くもの、だと思う。

 

中国ファンタジー映画に一部見ることができる。

 

だと言うなら、ドラゴンボールの神様、の描き方は、真実、ではないので、悪だとも言えてしまう。

 

結局、作品は作品で、作品が、人の琴線を震わしたなら、それは情緒をふるわす、という正義なのではないか、と思ったりする。

 

鬼滅の刃のプロットは、見事だと思う。悪と善が見事に対極性をあらわしていて、善が悪に勝てないテーマがそこにしっかりあらわれている。

 

物語、とは、そういうふうに、できているもの、である。

 

逆を言えば、そういうふうにできていない場合、コントラストがはっきりしないで、話の地図や見取り図がぼんやりしてしまう。

 

話をおもしろくするために、容赦なくキャラクターを殺してしまうことが、私には難しい。でも、容赦なく、主人公に試練を与えるものだ。

 

極端なこと、にかこまれて、初めて分かることだって、ある。

 

入り込んで泣きながら書いてたりしたときのことを考えると、憑依型の書き物はできても、俯瞰して客観性をもった文字の連なりを創造するのは、私には難しいのでは、とか思う。

 

指を喰うシーンを味わおうとすると、指を飲み込むそのざらついた喉ごしを少し体感する。

 

でも、呪術廻戦の感じは、鬼滅の刃より好きだだ。なんでだろう。敵キャラのバラエティかもしれない。

 

鬼は怖いから嫌うのかもしれない。約束のネバーランドも鬼だった。約束のネバーランドは、ひょっとすると、善を悪のように描いている部分はあるかもしれないが、それはホットロードというファンタジーにも似ているので、論じる必要はないと思う。…ユミルの民は、青鬼みたいで気持ち悪い。

 

永遠かもしれない、は、日本神の感じが少し分かるかもしれないけど、一緒におさめられている話が昭和くさくて好きだったりする。

 

お話はお話。

 

話の描写が真実であるかどうかより、何を訴えているか、に、的を絞らねば、そもそもに、コンパクトにわかりやすくすることは難しいような気もする。

 

情緒、は、効率が悪くめんどくさいもののように感じてきた中年まっただなか。

 

でも、同時に、情緒を失うと、毎日がグレーになることがよくわかったりもした。

 

ここ2週間、ろくに仕事に行かず、じっと家にいて、漫画見たりゲームしたり、さんざん、好きなことをしていたら、背中がかなり楽になった。

 

ちなみに、ホラーゲームをしていて、トゥルーエンドを読んだとき泣いた。しょうもない漫画で泣いたりした。

 

どれも、人を信じられるようになった、結末だった。鬼滅の刃の無限列車で、主人公の魂の美しさに、ひとが改心してしまうシーンにも似てる。

 

恐怖や悲しみの執われから解放される話に、私は感動しやすいのかもしれない。

 

 

そう言えば、そういうことをするのも好きだ。安心に気づかせることが、好きだ。

 

でも、生きることは、未知なことについては、恐怖や不安や不満が出やすいものだとも知っている。

 

でも、その、恐怖や不安や不満を取り除くことの一番有効な手立ては、「一緒にいること」だとも思う。

 

だって、幸福に生きるために通過すること、を目的としたとき、避けることができないことは、たくさんあるのだから。

 

そういうのに直面する、のが、私は好きだとも思う。有耶無耶にするのをみていると腹が立つことさえある。

 

でも、有耶無耶にするには理由があって、安心が足りない角度がある、とも言える。安心は、人が作る。

 

 

一緒にいる、家族ってなんだろう。

 

…やっぱり、距離はあれど、一緒に生きること、だと思う。

 

 

願わくば、あまねく全ての家族が、幸福でありますように。

 

もしかしたら、怖いことが少ない人は、幸せな家族に気づかないで、実は幸福なのかもしれないな。