ご先祖さまの言うことには。
帰宅の車のなか、でのこと。通勤時間中は、反省したり気づきを考えたりする時間。
失敗は何かあったかなあと考えてたら。
「何やってんだ!!」
といきなりの怒号。なんのことかと尋ねてみると
「そんなもの、自分で考えろ」
…わからん。ただ、声の感じ、は、馴染みがあり。だけど、天使だとも思えずに。
そしたら、聞こえなくなってしまった。
車中で気づかせてくださいと祈って、出ようとしたら、ふと…
サイドミラーが…閉ざされて。サイドミラーを閉じたまま、運転していたのである。
そして、ふと、曽祖父のこと、を思い出した。…そういう人である。
車中で、仕事のことで何か失態があったかと考えていたのに、そんなことではなく。私の身の危険、を、丁寧に心配してキレた声だった。
…身に覚えがある。
頑固じじいの愛。
父もまた、家族が心配しすぎて、家族に怒れてかなわないと、自分で言うだけあって、曽祖父とよく似ている。まあ、よくある話、よくある傾向。
安心してないひとたちの。
でも、サイドミラーは危なかった。
でも、自分を心配して、なのがわかってる相手か、わからない相手では、伝わり方が違うのだった。
わからない相手には、心配、は、自分への不信にしか受け取れないときがある。
まずは、安心しよう。
亡くなった、会ったことのない曽祖父にも愛を。