らいらの部屋

らいらの霊能精進日記

先に霊的に知ること。ー新種編ー

…白鬼っているの?

 

しばらく沈黙した先に、呟いたFOBの言葉は、私の胸を高鳴らせた。コイツだ、と分かるとアドレナリンが一気にかけめぐった。

 

どうやって仕留めようか。まずは、調査をする必要がある。今の時点で、FOBは、白鬼を逃さないで固定したまま、白鬼の外からリーディングする翻訳者だ。ゴリ子の場合は、この白鬼を自分の中に入れてしまい、イタコ状態になる。

 

ゴリ子のように内に入れて翻訳する場合、自分の心に白鬼を入れて、静まった自分の心の揺れ、から、白鬼を知るということが、内に行われる。

 

かえって、自分の外でとらえた場合は、FOBのように、霊視でみえている様子や、外側から感じる何か、で判断する。

 

その方々の、タチ、というものが作用する。FOBもゴリ子も、高い霊媒体質ではある。が、FOBは透視ができるが、ゴリ子はできない。ゴリ子はその方々の立場にたったマインドリーディングができるが、FOBは自分から見た相手のマインドリーディングができる。そんな具合で若干、少しずつ違う。

 

それは現実で言えば、こうなる。FOBは現実的客観視が優れ、ゴリ子はイメージする力が優れている。

 

未来予知が優れる私は、内省が得意で、現実的な未来に向けた計画を立てることが好きだ。何をしたらこうなるのかを調べて、実行に移す力は、ゴリ子やFOBより高いと思われる。

 

そうやって、霊媒体質のタチ、というのは、現実で修練された何か、に依拠することは、昔から知ってある。逆に言えば、そこからですら、その当事者がどんな人間かも、分かるくらいに。

 

それと同じ理屈で、白鬼の表現形態は、何かを教えてくれている。FOBは白鬼と言ったが、私には違う姿で視えていた。

 

このとき、私は、FOBとは違う意識次元層でそれを認識していた。その上で、そのまま、FOBに翻訳させた。違う次元層からしか、この状況の責任は負えないからだ。

 

つまり、ここ、私がいる意識次元層は、白鬼の状況層に私固有の霊体があるわけではない。もし、私が、白鬼のいる次元層に近くあって通訳していたなら、そこから、光をブッ放すことになれば、細やか過ぎる集中の維持、のために、精神と肉体の疲労はこの上ない。

 

2時間かかる帰路のドライブしながら、イヤホン電話で行うことではない。だから、いつでも、どうとでもできるポジションに、立ったままでいなければならない。

 

幸いなことに、負ける気も焦りも恐怖もない。それは、私が、こういう状況に、何回もあっており、100は超えているだろうソレが、何を視ても動じなくなっているからだった。FOBは、私のそれ、よりも経験はない。

 

霊能者であるならば、こうした霊的な何か、は、常にさらされているし、どういう対処をすればいいのかを知ること、は、彼にとって有益である。惑わし、とはこういうものだ、と知れるように、傍観していればそれでいい。始末は、私がつける。

 

でも、まずは、私の捉えているもの、が、FOBのそれと一致しているかを、点検しなければ。

 

私の維持する次元層と、FOBのそれは違う。私は、FOBの捉えるそれよりも、ずっと根っこに近いものだろう。

 

魂がたまねぎ構造にあるならば、FOBはその外側の皮を視ているはずだ。さっきだってそうだ。子泣き爺、マリオネットも悪魔だが、下っ端だ。小悪魔よりかは悪魔らしくはあるが。

 

この魂のたまねぎの皮をめくり、すべてを解体できるだろうか、なんて、迷いはない。めくるだけだし、めくるための調査を始めたばかりなのだから。

 

 

→じゃあさ、その白鬼ってどんな感じがする?何が足りなさそう?

 

◯白いから、愛って感じかな。愛が足りないんじゃない?

 

(テキトー過ぎだろw)

 

→そんなの、そいつにだけないわけないだろ。それは、名前を言わないはずだ。名前なんかない。何が足りなくて、何をはきちがえているか分かれば、いなくなる。それは、人間の何か象徴的な言葉だ。強欲だとか、傲慢だとか、そんなやつだ。

 

◯傲慢って感じもしないな。こう、なんて言うか、もう、真っ白なんだよ。何もかもが。白は愛だろ?だから、愛って。じゃあ、らいらは何に見えるのさ?

 

→…北斗の拳のシンだな。

 

◯何それ、ググるわ。

 

(ググらんでいいわ笑)

 

 

そんなやりとりをして、魂のたまねぎをひんむくようにして、ひとつ、ひとつ、整理した。

 

ひとつめ、、、裏切り

ふたつめ、、、不幸を嘆く

みっつめ、、、強い哀しみ

よっつめ、、、、、、

 

これらは、先にすでにあきらかにあった、子泣き爺やマリオネット、巫女と夜叉修羅、狐と黒鬼なんかに通じている。

 

こいつのたまねぎの外側が、先に制した魔の魂のコアでもあり、その奥、その奥と進むにつれ、難しくなっていくのも、経験済みだ。同じ構造だからだ

 

②に続く